賃貸暮らしをする利点と言えば、何と言っても身軽さにあります。
というのも住宅ローンを組んでマンションを購入した場合、確かにローン返済を終了すれば、その家を自分の財産にする事が可能です。
ですがそれは二十年以上も先の話である場合が多く、その間に仕事上の都合や家族の都合といった形で状況が変化して、引っ越しが必要になるケースは珍しくありません。
その結果、暮らせなくなったマンションを売りに出す羽目になるのですが、その際には住宅ローンの残金以上の値段で売却する必要があります。そうしないと、住んでもいないマンションのローンを返済する事になるので、買い手を見付けるのも簡単ではないです。
ですがそれが賃貸であれば、現在住んでいるマンションとの契約を打ち切りさえすれば、直ぐに引っ越しを行う事が可能です。賃貸暮らしはそういった形で、状況の変化にも即座に対応が可能である点は、非常に魅力的であると言えます。
更にマンション等の集合住宅では、騒音問題が起き易い物件が多く、それが発端でご近所トラブルへと発展する場合があるのです。ですがマンションを購入していると、ご近所トラブルが起きてもなかなか引っ越しまで、踏み切る事が出来ず、気まずいまま暮らし続ける事になります。
ですが賃貸暮らしならば、身軽さを活かして、ご近所トラブルが酷くなる前に、さっさと引っ越す事が可能です。
賃貸物件を借りる際に、礼金という文字を見かけますが、これは敷金や保証金といった退去時の修繕費用に充てられて残った分は返還される費用とは別で、家主へのお礼金(初回限りの支払い)、いわばこれからお世話になります。この町内に入りますなどといったような意味合いが含まれている費用で、返還されないものです。
もちろん、それを払う事で、家主が町内に対して例えば紹介してくれたり、便利を取り計らってくれる事もありますし、その町内には入りやすくなります。
しかし、こういった制度も昨今では無くなりつつあります。賃貸物件は家主からすると、空きが多くなればなるほど困るので、礼金制度を廃止して少しでも入居する費用、初めの諸費用などを安くしてあげる事で、入居率をあげようとする傾向も出てきたからです。
ですので、賃貸物件すべてに礼金という制度がもうけられているわけではなく、良心的な家主の物件であれば、敷金若しくは保証金だけというところもありますので、1か所にこだわらず色々数多くあたってみるのが得策です。
また、家主によっては、そういった費用でも、相談すれば値引きといった形で安くしてくれるところもありますので、気に入った物件で費用が少し足らない等の場合は相談してみるのも良いかと思います。
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