賃貸物件の壁や柱に釘を打つのは、基本的にはNGです。
あくまでも賃貸物件の所有者は大家さんであって、住人は借主なのです。
とはいえ、カレンダーや時計などを壁に掛けるために画びょうで穴を開けることはよくあることだと思いますが、
これは場合によっては自然摩耗として修理不要と認められるケースもあります。
自然摩耗は原則として借主が修繕費を負担しなくてもよいことになっています。
しかし、問題はあくまで生活をするために必要なことだったのかということが焦点となります。
自分の趣味のポスターなどを貼る為に画びょうで大量に穴を空けた場合など、修繕費を請求されることがあります。
また、その穴の程度にもよる上大家さんによっては認めない人もいます。
釘であればなおさら穴が大きく目立ちやすいので、例え穴を何かしらで塞いだとしても、大家さんが目立つと判断した場合は難しいこともあります。
もしどうしても釘を使いたい場合には、事前に大家さんもしくは管理会社に了解を得てからのほうが無難です。
賃貸生活をする際に、永住するわけではなく、また引っ越しをする可能性が高い時には、あまり物は増やさない方が、荷造りの負担が減ったりして、後々楽なものです。
例えば、賃貸生活において、棚は必需品とも言えるものですが、大きな棚がいくつもあると、物が増えすぎてしまい、引っ越しの時に苦労することになります。
ですから、棚のサイズや数に気を付けて、小さめ、少なめにすることで物の量をセーブすることを心がけることも大切です。
また、賃貸の場合、部屋を傷つけてしまったりしても、後々面倒なことになりますから、棚を取り扱う際には、ぶつけたり引きずったりしないように気を付けておきたいところです。
ちなみに、大きな地震がきて倒れてしまうことがあると、片付けが面倒になるだけでなく、床が傷ついてしまったりすることもあるでしょうから、転倒防止グッズを用意して、被害を最小限に抑えられるようにすることも大切なポイントだと言えるでしょう。